※この記事は石川県での高校演劇の大会を想定して書いています。地域によって大会のルール(リハーサルにかけられる時間等)は異なります。
そもそもリハーサルって何するの?
本来であればリハーサルは「本番通りに行う稽古」のことを指すわけですが、高校演劇の場合は一日で複数の学校が上演するため、十分な時間を確保することはできません。
なので、リハーサルでやるべきことは「音のレベル(音量)チェック」「照明、音響のきっかけチェック」が中心となります。
実際のホールでなければできない部分をチェックすることが大事です。あくまでスタッフのための時間であり、キャストの稽古時間ではないことを理解してください。
発声練習やってる場合じゃないですよ!!
リハーサルでチェックすべきシーン
【音響】
・一番大きな音(マスターフェーダーのレベルを調整)
・オープニング、エンディング(緞帳のUPDOWN)
・効果音(チャイムや風の音など)
・セリフの後ろで曲がなっている場面
【照明】
・キャストの顔が見えているか
・アクティングエリアが適切に明るくなっているか
・ホリゾントを使用する場合はその色味
【音響と照明のきっかけ合わせ】
・オープニングエンディング(緞帳のアップダウン)
・シーンとシーンのブリッジ
リハーサルをスムーズに進めるために。
・どのシーンを確認するか、一覧表にまとめてキャストスタッフ全員が共有しておく。
・台本のページ順ではなく、優先順位の高い順に行う。
・演出は客席中央付近で音のレベルを確認する。
・大きな音が出ていると「OK」「もう少し音アップ」「もう少し音ダウン」などの声による指示が聞こえない場合があるので、ジェスチャーなどのサインを決めておくとよい。
・キャストは稽古通りに芝居をする。
(リハーサルの時だけ頑張ってしまうと音の大きさを正しくチェックできない)
本番をいい舞台にするためには有効なリハーサルが欠かせません。
しっかりしたリハーサルで脱!へっぽこ演劇部。