演劇はなんだかんだ言っても非日常の世界です。
たとえ学校の教室を舞台とした作品だったとしても、本当に学校の教室を使って蛍光灯の光の下で演じたのではやっぱり「舞台映え」しないんですよね。
そこで今回は、低予算で舞台照明を実現する方法!について説明します。
ズバリ!「白熱灯」を使います。
室内での日常的な光は蛍光灯が上から部屋全体をまんべんなく照らしている状態ですが、それを白熱灯で斜め前からコントラストをつけて照らすと「非日常」感が出てきます。
「なるほど。じゃあその白熱灯ってのはどこにあるんすか。
どうせ、お高いんでしょう?」
タダです。探せば学校には必ずあります。
事務所とか用務員室、倉庫などにある工事現場で使うような、コレです。
ホームセンターで購入しても1個3,000円くらいです。しかもいろんなところに取り付けられるようになっているのでスタンドなどがなくても使えます。
これを演技エリアのななめ前に1個ずつ、余裕があれば正面(なるべく高い位置)に1、2個設置してあとは延長コードなどで教室のコンセントにつなげば、いきなりいい感じ!になります。
「でも、、、それだと点けたら点けっぱなしじゃないですか?
スイッチとかないんですか?」
そんなものはありません。
が!
4口タイプの電源タップでスイッチがついているタイプのものがあれば、手元で4つ操作が可能になります。ホームセンターで買ってもいいですが、これまた学校には必ずどこかに放置されているはず。
(ネライ目はパソコン室とか、視聴覚室です。勝手に持ってきちゃダメですよ!ちゃんと先生にお願いして合法的に借りてこよう。交渉術も演技の練習と思ってやってみよう。)
これなら全部買っても1万円くらい。
なんならすべて交渉して手に入れられれば完全無料!!で教室を劇場にできます。
窓から外の光が入らないように新聞紙などで遮光すればさらに雰囲気は倍増します。
そして照明をつけて芝居するとなんだか演技もうまくなるような気がします。
それ、気のせいじゃないですよ。
実際に照明の力で役者の演技は大きく変わります。
さあ、低予算照明で「脱!へっぽこ演劇部!」