どの学校も発声練習、やってますよね。でもその発声練習、意味ありますか??
この記事では
- 発声練習の必要性
- 発声ができてる人の見分け方
について説明します!
そもそも「発声練習」って何のためにやるの?
「そりゃもちろんデカい声出すためでしょ」
違います。むしろ逆。
発声練習は「小さい声でも客席に届く声」を出すために必要なんです!!
たとえば放課後の教室のシーン。
仲良しの2人がこのあと遊びに行こうかという話をしています。
A「なぁ、今日どうする?マックでも行く?」
B「あーでも俺いま金欠なんだよなあ。今日はやめとくわ」
A「えーマジかよ行こうぜ」
B「いやぁ、どうすっかなあ」
こんな会話、デカい声でやんないですよね?
でも、ホントに教室でしゃべってる通りにやると客席に聞こえないんです。
つまり、
役者は日常的に会話をしているように見えても実際は日常と違う声の出し方をしている!ってこと。
そしてその「日常と違う声の出し方」をマスターするために発声練習はやるわけです。
だから究極的には、大会などで使用する大きなホールではなく学校の教室などで行う学内公演なら発声練習は特に必要ないとも言えます。
だから1年生のデビューには学内公演がいいってことです。
まずは発声などの基本ができてなくても本番を迎えられるし、本番を経験することで基礎の大切さも実感できるから発声練習などにも身が入るしね。
発声がちゃんとできてるかを簡単に見極める方法!
「でも、デカい声が大事じゃないなら、発声ができてるかどうかどうやってチェックするの?」
はい、お答えしましょう。
コロナ禍でみなさんマスクをするのが日常になってると思いますが、「マスクをしていてもセリフがちゃんと聞こえる人」は発声ができている人です。
人間は他人の会話を聞く時に、耳だけではなく目でも聞いてます。口の動きを見て相手の話している内容を理解しているってこと。
マスクをして口が隠れてしまうと純粋に音だけで言葉を理解しなければならないので、発声(滑舌も含むけど)のいい人とそうでない人がはっきり分かれるんです。
さらに言うと、
- マスクをしても日常の言葉が聞き取りやすい人は「天然のいい声」。
- マスクをすると日常の声は聞きにくくなるけど、セリフになると聞こえるっていう人は「意識的に発声できてる人」。
- マスクをすると日常もセリフも聞き取りにくくなってしまう人が「これから頑張らないといけない人」です!
さあ、部員の声をチェックしてみよう!
そして具体的な発声練習の方法はこちら!
2021.4.8 初出 2021.8.9 編集・再投稿